利府乗り入れの455系(457系)、717系が、11/9朝、ラストランを迎える。利府6:55着(仙台始発)の4423M列車、そして折り返し原ノ町行き常磐線直通226Mである。
思えば、こいつらとのつきあいは仙台に来た瞬間からだったから、20年になる。利府発の常磐線直通は朝は昔からあって、塩釜に住居を構えた17年前くらいから利府発7:44の列車に乗っていた。基本的に455,457系の6両編成であり、最後部に乗って、15分の間列車に揺られるのがよかった。その15分で、英語の論文を読んだり、投稿論文の審査をしたり、と結構充実の15分を過ごした。二日酔いの日はゆっくりと身体を休ませてもくれた。
帰りもこいつら、だ。
たった、15分の短い列車の旅だが、こいつらに乗ると、1日の疲れをいやしてくれる感じがした。
夜は、3両編成の小さな編成に変わっても、いつも暖かくむかいいれてくれた。たまには、缶ビールや缶チューハイを手にして入って、小さなテーブルにそれをおくと、なんだか、小さなスナックの止まり木にとまっている感じにもなった。
したたか呑んで何とか乗ったはいいが、眠ってしまった、というときに、見知らぬ人に起こされたり、車掌に声をかけられたり、そんなことがあった。
10年以上前は夜は車内が閑散としていて、1ボックスを1人で占めるときもあった。たまには、足を伸ばして、と、大変失礼ながら、靴を脱いで、座席に足を乗せた。とても心地よかった。
今年になって、仙台空港アクセス線が開通したこともあった、新しい車両がどんどん入ってきた。E721系である。455,457,717の組み合わせの6両編成はどんどんE721系の4両編成に変わっていった。
そういえば、利府発の朝7時頃の原ノ町行きは、昨年までは、717系3両編成が主だった。通学者がこの5年爆発的に増えた関係で、毎日非常に混む状況になっていた。3月のダイヤ改正から始発がE721系に変わり、この電車は6両編成になった。
そういえば、717系の方向膜には「利府」という文字はなく、「普通」と書いてあったな。455系の側面上部の区間経時のボード交換をする人は職を失うのかな。などと、おもいながら、今日も利府から仙台に着いてしまった。
ラストラン・・・
明後日、11/10朝からか、E721系に変わる、という。
利府から、いや、仙台近郊から455,457,717は消えていくのだろう・・・
いつかは変わるとはいえ、何だか寂しい・・・
明日もいつもと同じように乗るんだろうな・・・
(11/9午後10時追加)すでに写真のように、明日からは455, 457, 717の運用がないことを知らされる・・・
本当に寂しい限りだ・・・
|