バリアフリーチェック
利府駅&宮城スタジアム
2002/03/23 12:40 - 15:00
宮城スタジアムの車椅子席は前の人がたとえ立っても、よく観戦できようになっていて評価は高く、かなり満足された様子でしたが、それでもいろいろと指摘していました。
今回指摘された箇所は次の通りです。
- ワールドカップ試合日の車椅子利用者駐車場は、グランディ21第一駐車場に設置されますが、その位置はスタジアムメインスタンド入口から1km程度も離れていて、電動車椅子の人はいいでしょうが、普通の車椅子の人にとっては遠すぎるとのことです(この図をご参照ください)。
- この駐車場から歩道にあがるとき、大きな段差があることから、段差解消の工夫が必要です。
- さらにサイドスタンド(カテゴリー3)で観戦する車椅子の人はメインスタンド(カテゴリー1)から入場してから迂回していくことになり、さらに遠くなります。
- 車椅子利用の方に限って、仙台駅からのシャトルバスに乗車できますが、そのバスがリフト付きでないと、特に電動車椅子の場合は4〜5名程度の補助者が必要となりますので、車椅子利用者用のシャトルバスはリフト付きであることが必須とのことです。
- 耳の不自由な障害者の観戦に対して、手話の対応がなく、特にインフォメーションにおいては、手話対応が必要になります。でも、JAWOCボランティアでは特に手話ができる方のボランティアを募集してません(なお、現在のJAWOCボランティアには手話ができる人がいるそうです)。
- スタジアム内の誘導路に点字ブロックがなく、目の不自由な障害者の対応に欠けるという指摘もありました。