RIEの日韓友情ウォーク・レポ

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9/22,23の日韓友情ウォークに参加する為、韓国に行って来ました。 9/11に起きた米テロ事件の影響で、16日までは韓国便も欠航になっており(しかも私が利用するのはUA!!)直前まで不安でしたが、無事9/20ソウルに到着。今年は教科書問題やら靖国神社等でかなり日韓の親交にヒビが入りましたが、一般国民はとてもフレンドリーで私はふと自分が幼い頃の日本の風景を重ねて歩いてきたような気がします。
ソウルにて 私は日本語や英語がもっと通じると思っていたのに甘かったようです。ハングルの会話集を持っていって大正解でした。まず「韓国は日本よりも盛り上がっているよ」と聞いた気がするのですが、パッと見た感じはもともと世界中からの観光客が集まる都市ということもあり、来年を視野に入れての「2001年韓国訪問の年」という方が目につきました。観光案内所でも日本語を話せる人には会えましたが、「オフィシャルグッズを売っている所はどこですか?」と聞いたのに、教えてくれた所に行ったらそこは広報館でした。そこには日本語を上手に話す女性がいたので、チケットの値段について質問してみました。ハングルのパンフを見ながら、「二次販売の受付開始されたけどドル($)との関係でこれよりも少し高くなっているの」と言ってました。オフィシャルショップはソウル駅の広場に作った建物1カ所とのこと。今度はそこへ行ってみました。ほぼ正方形で中に入ると正面にレジ、真中はこれまでのW杯のパネルや世界地図に今決定している国名を表示したものが展示されており、商品は周りの壁にそって並んでいます。種類は日本のショップの方がだんぜん充実しています。レジに向かって右手にパソコンが2台あり、自由に利用できるそうです。販売員は他国語ができる人はネームプレートに表示されており、に日本語をできる人を呼んでもらい話しましたが、はっきりいってまだ習い始めたばかりで、あいさつと自己紹介ができるくらいのレベルだったので、何も情報は得られませんでした。
水原(スウォン)にて 駅前の観光案内所に「日本人の方は左のドアよりお入り下さい」という貼り紙があります。中に入ると日本語がとーっても上手なおばさんがいます。まだW杯についての知識はほとんどないようですが、普通の観光についてはバッチリ。今回の旅行で何カ所か案内所を巡りましたが、一番上手に日本語を話しますし、意味もキチンと通じています。22日(土)13:00オリンピック公園集合。その為その公園に歩いて3分程の宿に泊まったのに、10分前に行っても閑散としています。何がどうなっているのか?でもスタートがここでないことは確かです。もう13:00をすぎてしまいました。私何しにここまで来たんだろうと半ば泣きたいくらいのどんよりした気持ちになっていたところで車から降りてきたサングラスの男性に「ウォーキング?」と片言の日本語で聞かれました。彼は韓国体育振興会の事務局長のキムさん。どうやらスタート場所と時間が変更になったようで、ここに間違ってくるはずの日本人を迎えにきているとのことでした。「この垂れ幕に書いてあるんだけど」って確かに大きな幕。でもハングルだけじゃ理解できませんって。とにかく私のあとに4人の日本人が来て燃せてもたって移動しました。ホントにありがとうございます。水原のルートは市庁前からユネスコ世界遺産になっている華城(ファソン)の城壁を歩きスタジアムまで。学校を終えて集まったたくさんの小中学生といっしょに華城からの町並みを眺めながら坂道を登り下り、遠くに見えるスタジアム目指してそれぞれのペースで歩きます。子供たちは「2002FIFA WORLD CUP KOREA/JAPAN SUWON」の大小の旗を掲げて歩きます。スタジアムに着くとイベント。まず歌手が出てきて歌います。初めに日本語、そしてハングル語で。なんとW杯「水原」用の歌です。すごい!!横ではミニスカのお姉さん2人が踊っています。観客も手拍子を打って盛り上がってます。次に代表のサイン入りボールが観客席に投げ込まれ、子供たちが殺到してちょっと危険な状態。パンフには往復歩くように書いてあるのに、どうやら片道。ここでウォーキングは終了らしく、このあと仁川(インチョン)に行く私は、ソウルに戻るという一緒に歩いてきた日本人の女性と急いでバスに乗りました。20分で駅前到着600ウォン(約60円)です。水原から仁川までは地下鉄を途中で乗り換え約1時間20分、1300ウォン(約130円)。直行バスもあるようですが、地下鉄が便利だそうです。

仁川(インチョン)にて きのうキムさんに聞いておいてよかったです。仁川もスタート地点が変更になってたからです。今日は日曜日ということもあり、家族連れが多いようです。参加人数はたぶんきのうと同じくらい400人くらいだと思われます。日本人は60人くらいとのこと。今日は往復。スタジアムのイベントは何だろうと期待しながら歩きます。ところが仁川のスタジアムはまだ工事中。中に入ることはできませんでした。とっても残念です。ゴールすると子供たちがステージの周りに詰めかけています。そこに芸能人っぽい男性が現れ、キャーという黄色い声が上がり、彼が1,2分話をしてステージを降りるとみんな追いかけていってしまいました。KANTAという韓国のアイドルで、韓国内の10ヶ所のウォーキングは「KANTAと歩こう」というキャッチフレーズがついていたそうです。本当は彼もいっしょに歩く予定でしたが事故につながる危険性があるのでスピーチのみになったようです。後に残った参加者は次にステージに上がった10名ほどの日本人をたたえました。2000.4.16のソウルを皮切りに始まった日韓友情ウォーク。日本はあと3ヶ所が残っていますが韓国内はここ仁川が10ヶ所目、最後になります。今ステージにいる方々は韓国内の10ヶ所全てに日本から来て参加した方々で表彰され、来年のW杯用にデザインされた時計を記念品として贈呈されました。帰る間際、表彰された女性と話して名刺を渡したところ「それなら東亜日報の人に紹介するわ」と、W杯準備チーム総括感じの肩書きを持つイさんと名刺交換することができました。お忙しそうで何も話せませんでしたが、東亜日報ではこの日韓友情ウォークをかなり大きく取り上げているようでしが、さて朝日新聞はどうでしょうか。仁川駅前の案内所はたぶんW杯のために新しくしたのか(スタジアムへは仁川駅まで来てしまうとかなり遠くなるからここにあっても仕方ないと思うけど)きれいな建物でした。運悪く日本語担当の女性は今日は休みだったけれど。
結局私はただ自分が楽しみたいだけで歩きたいから歩きに行っただけです。水原や仁川にはオフィシャルショップもなく観光案内所でもそれに関する情報はパンフレットに書かれているだけしかわからないようです。だいいち言葉が通じない主旨がうまく伝わらないというのは(私は楽しんじゃうけど)厄介なものです。一人で放浪してしまうクセのある私は今回もまた、一人でバスや地下鉄やフェリーを使い、ハングルの会話集を指しながら無理なお願いをしたり、ピンバッヂをやたらジャラジャラつけてフラつく日本人の変な女してきました。でも名刺だけは30枚位は渡すことができました。何かにつながるといいのですが。12/1対戦国が決まったら市内中心部で「ここの店はハングルOK」とか「ここに行けばイタリア語通じるよ」といったMAPでも作ってみようかなと考えてる今日この頃です。