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グランディ21・宮城スタジアム問題を考える

2007/01/17 revised



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いじめ、自殺、あそび、スポーツ

泉旧スケートリンク運営再開について
 加藤商会というところが、旧コナミスポーツクラブ泉(仙台市泉区)のスケートリンクの運営に手を挙げ、かつ、宮城県と仙台市で5,000万円ずつ出して整備するということになった(1/16記者会見)。
 ダイエーの衰退とともに、あのスケート場の運命は二転三転したわけだが、ともあれ、良かった、と素直に喜びたい。ただ、西友があそこに入らなかったら施設自体が壊される運命ではなかったか、とか、種々幸運にも恵まれたことだけは確かである。
 あとは、宮城スタジアムなどと同様、誰がどのように使っていくか、という点が最大の問題点でもあるが、そこは民間活力ということで、運営手腕を期待したい。
 しかしながら、仙台のスケート、特に競技スポーツのフィギュア人口はそれほど多くないように思える。かつては、冬、田圃スケート場に花が咲いたが、最近はスケートをやる子どもたちが少なくなった。小学校の体育の授業でなくなったことが大きいし、さらに、スキー、スケボー人口も減っている状況を見ると、益々厳しい。
 スポーツをする者が減っているわけではないが、とかくお金がかかるのがスポーツなのである。特に冬期のスポーツは金くい虫だ。1日千円程度の入場料を払って貸し靴を借りて滑ったときの喜びの価値が、他のスポーツや遊びよりも高くないと人は来ない。スケートの喜びは小さい頃からの積み重ねでもあるので、小学校1、2年の子どもたちへの金銭的な配慮も必要だろうし、それ以上に誰が教えるのか、という点も重要である。
 サッカーや野球と違って、誰でも教えられる、というものでもなさそうだ。確かにやったことがある人が教えるのだが、そのやったことがある人がだんだん少なくなっていて、まさに悪循環である。ある意味、むしろフィギュア発祥の地と言うことを高らかに言うのであれば、宮城県内の小学校の体育の授業に採り入れて、積極的にスケート人口を増す努力をしないといけないのではなかろうか。さらに、冬期スポーツへの関心が高まれば、スキーなど他の冬季競技の人口も増えることが期待できる。
 さらに、チーム青森で代表される、カーリングも氷上のスポーツであり、可能であれば、そんなカーリング体験教室も開きながら、氷上のスポーツの良さをアピールしていってもいいのであろう。
 スケートリンク再開はグッドニュースではあるが、また同じようなことが繰り返されないとも限らない。そうならないように何ができるのか、考えるべきであろう。
 蛇足だが、村井知事というのはどうみても知事というより恥事だ。1/4の記者会見では「三浦副知事をはじめスポーツ振興専門監、スポーツ健康課、本当によくやってくれていると大いに評価をしております」とか言っているが、そんなことをまだ正式発表していないときに言っても、彼ら担当の者が喜ぶはずがないし、裏方として努力し、そうしてうまく言ったときの密かな喜びは他にたとえないようなもののはずだ。身内の努力をトップが言うほど、しらけてばかばかしいものはない。もう少し、物を考えて発言した方がよい。そうではないと、身内のかげからの下支えの苦労が無駄となる。

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このページの設置者:村松淳司・利府町菅谷台在住