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浅野史郎 夢らいん

グランディ21・宮城スタジアム問題を考える

2008/02/06 revised
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Silent Spring(沈黙の春、Rachel Louise Carson著)
 これは生物学者による、DDT等の農薬・薬物の環境破壊の指摘である、という側面がクローズアップされているが、本当は鳥類をはじめとする動物全体の、農薬等薬害による、健康への警鐘が趣旨である。
 一方、私は1999年頃、世で喧伝されるダイオキシンの警鐘が明らかに的を射ていないものであると危惧していた。詳しくは「ある化学屋のひとりごと」へ
 すなわち、それが何かというと、問題なのは今排出されているダイオキシンの問題ではなく、まさにRachel Louise Carsonが指摘した1960年代に排出された農薬・薬剤由来のダイオキシンが、食物連鎖を経て、人間に蓄積されていった、ということ。そのことこそが、現在引き起こされている大きな問題であった。人間が火を使うようになって以来、ダイオキシン類との付き合いがはじまっているのだから、絶対に縁を切ることはできない存在であるがゆえに、ダイオキシンを必要以上に出さないということが必要と訴えた。それは決して塩ビから出るものではないし、まして焼却炉から出るダイオキシン類は、ちゃんと水を切って、食べ残しをしなければ、どんな低温燃焼でも出るはずのないものだ。だからこそ、大量に出る可能性がある、農薬を使わないことこそが、ダイオキシン類を出さないための非常に大きな効果であるのだ。
 以上のことからわかるように、農薬とは決して過去の問題ではなく、まさに現在進行形の問題であり、第二の「カネミ油症事件」や第二の「枯葉剤Agent Orange事件」が起こらないとは言えない状況なのだ。
 それなのに、農薬問題を過去のごとく考えて食品を扱っているのは、明らかに間違いである。

「農薬が入り込むことも意識して検査をやっていかないといけないかもしれない」
「(被害を)防ぎ切れないという意味では販売者の責任はあるが、原因究明としては精いっぱいやらせて頂いている」
「防ぎ切れないという思いもある」
 昨夜の会見を拝見すると、まるで防ぎようがない、というような考えが、幹部の頭を支配しているようだが、「生協のものなら、ちょっと高くても安心だから買う」消費者への、最大の裏切りと言える。

 環境、という言葉をとらえたときに、私たちは、人間の周りを考える。でも、本当は動物全体、植物全体にとっての環境を考えないといけないはず。そうしたときに、Silent Spring(沈黙の春)が、改めて、薬剤被害から見た環境破壊のことを、あからさまに教えてくれるのではないか、と思うのだ。
 生協の、特に、食品を扱う方々は、この機会にSilent Spring(沈黙の春)を読まれることを強くお勧めしたい。
 そうでなければ、安全・安心な食物を提供する資格はない。

参考資料: みやぎ生協 「食の安全総合政策」(pdf)

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